インバウンドを考える上で避けては通れない?多摩地域も本気で民泊について考えよう。6/9調布で事例発表とディスカッション

たまりば編集部

2016年06月08日 18:00

ここのところ、「民泊」という言葉が新聞・ニュースで報じられる機会が増えましたね。
頻繁に使われるようになったのはごく最近なので、そもそも「民泊」って何のこと?という方も多いかもしれません。

「民泊」(「みんぱく」と読みます)とは、旅館やホテルのような宿泊専門の施設ではなく、個人の住居などの空き部屋を、有料で旅行者などに提供することを言います。
これまでは、旅館業法という法律の規定により、営業許可を持っていないと、不特定多数の人に有料で宿泊場所を提供することは制限されてきました。

これが、6月2日の閣議決定を受けて、近く解禁されるかも・・・ということで、話題になっています。

民泊解禁の背景には、2020年の東京オリンピックに向けて、ますます増加が予想される外国人旅行者の存在があります。
宿泊施設が足りないんですね。

旅行や出張でホテル・旅館を探す機会がある人は感じていると思いますが、最近、東京や大阪などの大都市を中心に、「予約がとれない」状態が起きています。
東京都心部では、「ビジネスホテルが満室だから、カプセルホテルを予約した」なんていう声も。

都心部のホテルを予約できなかった人が、多摩地域のホテルを予約するというケースも増えていて、八王子には今月、新たに「東横イン東京八王子駅北口」がオープンしました。
(「東京八王子駅北口」ってすごく違和感がある呼び方ですが…「Tokyo」という言葉を付けるか付けないかで、集客力が違うんでしょうね)

こうした現状を考えると、都心部だけでなく、多摩地域でも「民泊」のニーズがあるかもしれません。
Tokyoに隣接している、Mt.Fujiにも近い地域ですからね。

民泊が増えると、多摩にも外国人旅行者の人たちがやってくる。
これは、喜ばしいことである半面、旅館・ホテルではない場所に宿泊してもらうわけですから、気を付けないといけないこともたくさんあるような。。

そんなことを考える会が、明日6月9日(木)に調布で開催されるようです。

以下、調布アットホームさんのブログより。

民泊の可能性と問題点を考える

6月9日19時から、多摩メディアセンターのイベントスペースで行う今月の『アットホームバー』は、「多摩の民泊の可能性と問題点を考える」をテーマに開催します。

間もなく政府方針が発表されますが、問題点はいっぱいありますが、結局のところ、今後のインバウンドの拡大と定着化を考えると、多摩地域も『民泊』を進めないといけないのかもしれません。

そこで実際に日野市と調布市で『民泊』を個人で実践している、ふたりの方をお招きして、可能性や問題点、トラブルの実際や、多摩地域の近隣住民はどう思っているのか、大きな社会問題となっているフランスの現状などを参加者全員でディスカッションスタイルで語り合いたいと思います。

≫調布アットホームさんのブログで詳細を読む


これまで、「たまりば」ではインバウンドに関するセミナー、勉強会など、様々な取り組みをしてきましたが、観光の拠点となる宿泊施設の重要性も話題になりました。
調布アットホームさんの『アットホームバー』では、どんなディスカッションが繰り広げられるのか、非常に楽しみですね!


「たまりば」のインバウンド関連の活動もご覧下さい。

・まだ東京で観光してんの?多摩地域は外国人観光客が楽しめるまちに変身します

・2016年は「地方創生」のためにブログが欠かせない!だって、彼らはTokyoに飽き飽きしているんだから

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