八王子・立川・調布・武蔵野・三鷹など多摩地区の旬な話題を発信 たまりばまとめ

がんは、日本人の死因の第1位。年間30万人以上が、がんで亡くなっています。
そんな中、がん細胞に穴を開けて破壊する「アナポコーシス抗体」を用いた、新しいタイプの治療薬の実用化を目指す武蔵野市の日本抗体医薬株式会社が、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」に登場しました。


株式投資型クラウドファンディングとは
非上場株式発行により多くの方々から少額ずつ資金を集める仕組み。通常のクラウドファンディング同様、株式投資型クラウドファンディングでは、リターンとして非上場企業の株式を取得できます。

これまでのがん治療
がん治療は、外科的手術か薬物治療が一般的。手術は患者の身体的負担が大きく、からだ中に散らばる血液がんなどには対応できません。
手術ができない場合は、薬物治療となります。これまで抗がん剤として使用されている抗体医薬で、細胞を殺傷するまでには至るものは稀。患者自身の免疫機能が低下している場合、十分な効果が得られないことがありました。

短時間でダイレクトにがん細胞を殺傷する「アナポコーシス抗体」
「アナポコーシス抗体」は、同社の基盤技術により得られた全く新しい作用メカニズムを持つ抗体。標的となるがん細胞の表面に結合し、1時間以内に細胞の膜に大きな穴をあけ、がん細胞を直接的に殺傷することが確認されています。副作用が少なく、がんの発病などにより免疫の弱くなった患者にも治療効果が期待できる画期的な抗体です。



同社創業者の松岡周二取締役（順天堂大学大学医学研究科免疫診断学講座特任准教授）は、従来の抗体にはない革新的な作用メカニズムを有する抗体医薬品候補、アナポコーシス抗体群を産生するハイブリドーマ（融合細胞）を樹立しました。
アナポコーシス抗体群では、国立研究開発法人理化学研究所が共同研究を行い、その結果について順天堂大学と理化学研究所から特許を出願。同社は順天堂大学と理化学研究所から独占的実施権を許諾しており、独占的に事業化できる権利を持っています。



【がん細胞に穴を開けて破壊！】新しいタイプの抗体治療薬で血液がんを治療する、順天堂大学発バイオベンチャー／CAMPFIRE Angels