八王子・立川・調布・武蔵野・三鷹など多摩地区の旬な話題を発信 たまりばまとめ

八王子には、武田信玄と織田信長という2人の超有名戦国大名にゆかりのある女性が暮らしていたってご存知ですか？
現在の山梨県(甲斐)を治めていた武田信玄の五女として生まれ、織田信長の嫡男・織田信忠と婚約したというヒロイン「松姫様」です。

え！武田家と織田家って、あの有名な「長篠の戦い」で激突したライバル同士じゃないの？と驚かれる方が多いと思いますが、実は戦国最強と言われた武田家と、天下統一の野望に燃えた織田家は、一時期は同盟を結んでいて、婚姻を結ぶことで関係を強固なものにしようとしていました。

いわゆる政略的な婚約ではあるのですが、松姫様と織田信忠の間では愛が育まれていて、武田家滅亡の折には、八王子に落ち延びた松姫様の元へ、織田信忠が迎えの使者を出したそう。
信忠に会いに向かう途上、京都で本能寺の変が起こり、織田信長・信忠親子が死去・・・再び松姫様は八王子へ戻ります。

現・八王子市恩方町の「心源院」で出家し、のちに御所水（現・八王子市台町）へ移り住んだ松姫様は、近所の子どもたちに読み書きを教えたり、蚕を育て織物を作ったりしながら過ごされました。
のちに会津藩初代藩主となる、2代将軍・徳川秀忠の四男・保科正之を預かって養育していたなんていうことまであり、日本の歴史を陰で支えてきた女性でもあります。

八王子時代の松姫様の生活を支援したのは、元武田家臣で、江戸幕府代官頭の大久保長安。
松姫様のために草庵を作るなど支援をしたと言われています。
この他、武田信玄を尊敬していた徳川家康は、武田家の旧臣を甲斐・武蔵国境警備などの任務を行なう「八王子千人同心」として召し抱えていて、松姫様は彼らの心の支えでもあったようです。

おっと・・・ついつい、歴史好きな編集長の情熱が出過ぎてしまって、前置きが非常に長くなりました（笑）

今日の「たまりばまとめ」では、松姫様が没後400年を迎える今年、八王子で開催される「松姫さま400年祭」についてご紹介します。

以下、八王子駅北口商店会さんのブログから引用です。

松姫様の400周年 まちなかイベント【予告】
みなさんはNHK大河ドラマ「真田丸」をご存じですか？
堺雅人がかっこいいですよねー

同じころ八王子では「松姫様」が小さな姫様をつれて峠を越えていました。

なんでかって？武田が討ち取られたので逃避行です

さあ、どうなったかは当日の展示、紙芝居、そして「小節風松姫様の冊子」でご覧あれ

展示や紙芝居をご覧いただいたかたには「冊子と松姫もなか」をプレゼントしちゃいます
そしてゆるキャラの「松姫マッピー」やリアル松姫様も登場予定です。

style="display:inline-block;width:336px;height:280px"
data-ad-client="ca-pub-5264495757443190"
data-ad-slot="7793735055">

「リアル松姫様」ってなんだろう・・・？？
気になった方は、ぜひ4月16日(土)開催の「まちなかイベント」に遊びにいらして下さい。
松姫様の400周年 まちなかイベント【予告】

まちなかでのイベントのほか、晩年に松姫様が過ごされた草庵（現・信松院）では、「松姫さま400年祭」が開催されます。
詳しくは、信松院さんのホームページをご覧下さい。

信松院松姫さま400年祭、あらすじと趣旨書（信松院ホームページ）