八王子・立川・調布・武蔵野・三鷹など多摩地区の旬な話題を発信 たまりばまとめ

​株式会社アジラ（本社：東京都町田市）は、ＦＣ町田ゼルビアを運営する、株式会社ゼルビア（本社：東京都町田市）及び、ホームスタジアム「町田GIONスタジアム（町田市立陸上競技場）」の指定管理事業者であるスポーツパークパートナーズまちだ（東京都町田市）の監修のもと、当該施設に「違和感検知アノラ」を導入しました。

◆導入の背景
「町田GIONスタジアム」は、町田市立野津田公園内に建設されている陸上競技場で、 日本プロサッカーリーグに所属するFC町田ゼルビアがホームスタジアムとして使用しています。
家族連れからの高い評価がある一方、不特定多数の方々が、多方面から入園することができ、かつ、丘陵地帯であり緑が豊かであるがために遮蔽物が多いため、運営者の目が届かないリスクがあり、今後更に来客規模の拡大が予想されるスタジアム及び公園運営における課題となっていました。

◆アジラの「違和感検知アノラ」による解決策の提示
アジラ社のSDK*を活用することで、施設内に既設の防犯カメラ映像から、トラブルの元となりそうな違和感行動の検知を行います。これにより、人気のない場所であっても、運営者がモニタリングしているような検知能力の提供が可能となります。トラブルのあったときだけ対応することで、常時モニタリングする場合と比較し、大幅に効率が改善できます。
*SDKとは少ない労力でアプリケーション開発できるようプログラム等をパッケージにしたもの。SDKを使うことで開発者は当該技術の詳細を理解していなくてもアプリケーションに新機能を実装できます。

◆導入後の成果
計測期間：2020年12月1日～2021年1月24日（55日間）
対象カメラ：3 台
未検出回数：0 件（目視確認済み）
通過人数：合計 14,557 人
違和感行動の検知回数：合計 225 件
確認回数：平均 4回/日
実際の事件 / 事故回数：0 回
システムダウン：0 秒
カメラ映像を現場側の AI（エッジAI）が 24時間モニタリングし、違和感行動を検知した場合には、アジラ社のスタッフのスマホアプリに通知、個人情報が隠ぺいされた状態で現場の状況を確認。
万が一、緊急性や事件性を要するものを目視確認した場合は、施設管理者様にご連絡する、というフローの元で二か月運営し、見逃しゼロ、違和感行動の検知は合計225回、そのうち緊急性や事件性を要するものはゼロ件となりました。引き続き、システムの可用性、見逃しゼロ、検知の効率化といったところを強化し、製品レベルを高めていきます。

◆株式会社ゼルビア パートナー事業部 伊東祥明氏のコメント
世界中に安心と安全を届けるアジラ様の事業に関わらせていただき、誠にありがとうございます。この取り組みによって将来、多くの人々の命を救い、人生を守ることができると考えると大変光栄です。今回の協業を”スタート”と捉え、アジラ様とのより深く強い連携で、町田市のさらなる発展に貢献して参ります。
また、2021年は町田GIONスタジアムが15,000席の”J1基準のスタジアム”に生まれ変わる変革の年です。FC町田ゼルビアは気持ち新たに「町田から世界へ」のスローガンを体現すべく、選手、監督、スタッフ一同全力で邁進いたします。
AIに守られた安心安全な町田GIONスタジアムへのご来場を、スタッフ一同心よりお待ちしております！

◆スポーツパークパートナーズまちだ 石川宏幸所長のコメント
町田市立野津田公園は、緑豊かな自然環境と「町田GIONスタジアム」などの運動施設を保有する、市内最大の総合公園です。
当園には、市内はもとより近隣の市からもJリーグ等のスポーツ観戦を始め、様々な利用目的で来園頂いています。
私たちは、来園される様々な世代の方々に、安心安全で快適な利用環境を提供することを常に心掛けており、先進技術のAIが実現する「安心安全」を公園運営に活用し、皆様に愛される公園づくりに取り組んでまいります。

◆アジラ代表 木村のコメント
当社が実現したい未来は、「犯罪や事故を未然に防ぐ社会」です。AIによる新たな安心価値を創出し、まず町田から実現していきたいと考えています。今後は、立ち入り禁止エリアへの侵入検知や、迷惑来場者が来場した際の通知機能など、機能追加していきたいと考えています。
引き続き、FC町田ゼルビアと共に「町田から世界へ」の実現に向かい、突き進んで参りますので、共々応援をお願いいたします。



◆株式会社アジラについて
会社名：株式会社アジラ
事業内容：行動認識AIを中核とした映像解析事業
設立：2015年6月1日
代表者：代表取締役 木村 大介
資本金：56,125千円
所在地：東京都町田市中町一丁目４－２
https://www.asilla.jp/